CHANT(チャント) 川崎フロンターレ

大久保嘉人 - 若手のように成長を続けるベテラン

2014/08/16 08:34配信

OG

カテゴリ:コラム

もうだいぶ前のように感じますが、ブラジルワールドカップの日本代表。

大久保嘉人がサプライズ選出されて、それまでは招集されていなかったにもかかわらず

親善試合、ワールドカップの3戦ともに出場し、戦っていました。

彼が川崎フロンターレに移籍をしてから、「上手くなっている」と度々口にするようになりました。

風間監督との出会いが大きいみたいですが、彼はもっともっと活躍していくのではないかと思っています。

◆海外で成功できた逸材

大久保嘉人は熱く激しく、スピードとパワーを備える典型的なフォワードタイプ。

ゴールへの貪欲さは日本人離れしていますが、視野の広さも確保でき、状況判断も非常に優れています。

そのため、トップ下やサイドハーフを任されることも多かったのですが、

やはり結果を出している時は、FWで安定して出場している時です。

彼は、スペインで2シーズン、ドイツで1シーズン、海外でもチャレンジしてきました。

スペインではマジョルカ島という島を本拠地とするクラブ、RCDマジョルカでプレーしました。

RCDマジョルカは長年プリメーラディビシオン(1部リーグ)で戦っていますが

なかなか上位進出ができていないクラブです。

大久保嘉人が在籍していた時も、残留争いをしている状況でした。

彼は加入後すぐに結果を出し、彼のスタイルがスペインに会うことを証明しました。

彼のスタイルである、熱く激しく貪欲にゴールを目指していくスタイルが

まさに戦うことを求めるスペイン人には、好まれる選手。

ただ、怪我や不調により1年目は出場機会を失う時もありました。

2年目になるとレギュラーの座を掴み取り、あとは結果を出すだけという状況でした。

ゴールを量産することができず苦しんでいましたが

それでも試合に出場し続けたのは、彼のスタイルがスペインに合っていたということだと思います。

例えば、中村俊輔選手。

RCDエスパニョール在籍時には、彼の華麗なスタイルがスペイン人にはなかなか評価されず、

結果を出さなければすぐに使われなくなり、出場機会を取り戻すことができませんでした。

私個人的には、大久保嘉人にはもう少しスペインでプレーをしてもらい

日本人の価値を高めてもらいたかったと思っています。

彼は海外で成功するポテンシャルは大いに持っていましたが、日本帰国を決断しました。

◆FWこそが彼の真骨頂

ヴィッセル神戸では中盤を任されることが多かったですが

川崎フロンターレに移籍してからは、ほぼFWとしてプレーできています。

彼が得点を重ねている一番の理由はそこにあると思います。

もともと持っている熱く激しく貪欲にゴールへ向かうスタイル、

より相手ゴールに近い位置でプレーした方が、相手は嫌がるはずです。

今ですと、スペイン代表のジエゴ・コスタのような野性的な部分も持っています。

そんな彼に新しいエッセンスを加えて再生させた風間監督の存在も間違いなく大きいでしょう。

ベテランの域に達している彼ですが、若手のようにさらに成長していくはずです。

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