CHANT(チャント) 川崎フロンターレ

稲本潤一 - クローザーの役目

2014/08/14 06:53配信

OG

カテゴリ:コラム

現在好調の川崎フロンターレ。

初タイトルへ向けて若手とベテランがうまく融合し、躍動しています。

川崎フロンターレといえば、中村憲剛や大久保嘉人、小林悠に注目が集まっていますが、

忘れてはいけない選手がいます。

それは、稲本潤一。

今シーズンは試合途中から出場し、相手チームの攻撃をシャットアウトし、チームに安定感をもたらしています。

イングランド、トルコ、ドイツ、フランスと10年近く渡り歩いてきたヨーロッパでの経験が

チームの安定を支えている一つの要素であることは間違いありません。

◆経験値

試合中盤から終盤に起用されることが多くなっている稲本。

彼の役目はチームに安定感をもたらすことです。

相手の危険なところを察知しボール奪取、そしてそのボールを的確なところへつないでいく。

それを彼が繰り返すことで、チームが落ち着いて呼吸をするように安定してきます。

34歳の彼がその役目をきっちりと理解し行動しているところは

彼の経験値の高さからくるもとだと思います。

イングランドのアーセナルFCに移籍したときには

クラブには世界最高峰の選手達が集まっていたため、出場機会に恵まれず

ベンチから戦況を見届ける場面が多かったです。

2002年日韓ワールドカップでは、レギュラーとして活躍し

チームを決勝トーナメントへ導く、貴重な2得点をあげて貢献しました。

その後、フラムFCにレンタル移籍してからは少しづつ出場できるようになり、

ヨーロッパで日本人初のハットトリックまで決めることができました。

その後もイングランドでプレーし、2006年のワールドカップを経験。

トルコ、ドイツ、フランスと渡り歩き、2010年に日本へ戻ってきました。

◆クローザー

現在川崎フロンターレでは、野球で言うクローザーのように、試合を締める役目を彼が担っています。

これは経験がないとできないことですので、彼には適任だと思います。

試合の流れを読み、相手の危険なところを把握し、得点されないように自分たちのペースへ持っていく。

アーセナルFCで一緒にプレーしていた、元フランス代表のパトリック・ビエラを彷彿させます。

以前のように前線へ駆け上がり、得点するシーンというのはあまり見られませんが

逆に中盤の底にどっしり構えて相手を迎え撃つ熟練されたスタイルが確立されてきています。

初タイトルを狙う川崎フロンターレ、タイトルを取る瞬間のピッチには、

おそらく彼の姿があることでしょう。

いつも通り試合をきっちりと締めてくれているはずです。

 

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