CHANT(チャント) 徳島ヴォルティス

大杉漣さん、死去。

2018/02/22 09:29配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム


大杉漣さんがお亡くなりになったという一報を見て
ショックと信じられないという想いが混ざり、混乱しました。

人が生きていること、今日を迎えられるということが当たり前ではないということは、
大切な人を失う度に痛感し、時間を大切に生きるよう意識しても、
それでも毎日を迎えられることに、どこか明日も当たり前のようにあるという気持ちになってしまうものです。

漣さんが、ゴチになりますに出演されていて、毎週楽しい放送を届けてくれることも。
さまざまなドラマの中で、人の気持ちを動かす演技でメッセージを伝えてくれることも。

そして。
徳島ヴォルティスのサポーターとして、サッカーを愛する者として
サッカー観戦している姿も。

「いつもの」光景と、思っていました。


サッカーの聖地であった場所が新しくなることが決まった国立競技場で行われた J1昇格プレーオフ。

プレーオフ制度が始まって2シーズン目の2013シーズン。
J2リーグ3位の京都サンガとリーグ4位の徳島ヴォルティスの決戦でした。

聖地・国立競技場という場所で行われるということもあり、両チームのサポーター以外にも
多くのサッカーサポーター・ファンが足を運んだ試合でした。

J1復帰を目指し前年の雪辱を晴らしたい昇格候補・京都サンガと
初の昇格チャンスとなった徳島ヴォルティスの戦いは、京都サンガがゲームを支配する形で試合が進みながら
徳島が少ないチャンスを決め切ったことで試合の流れも掴み制すという試合でした。

徳島のゴール裏は時間が進むごとにどんどんチームカラーの青で染まり、
大きな歓声と共にスタンドが湧くという表現がぴったりと合うように、揺れていました。

その中に、大杉漣さんがいました。

芸能人だからといって良い席のチケットを手配してもらうでもなく、関係者席でパスをもらうでもなく 自らの手でチケットを取って ゴール裏で立って歌って共に歓喜を共有する。
徳島出身だという大杉漣さんは、大塚製薬サッカー部時代からのサポーターで、当時ゴール裏で応援するというお話がSNSで少しずつ話題となっていた時でした。
サッカーの聖地・国立で、両手を挙げて徳島ヴォルティスを応援する大杉漣さんを席が遠く、広い国立であるにも関わらず、すぐに発見しました。
昇格が決まり、周囲の人たちとハイタッチをしたり昇格を喜んでいる姿を見て、サッカーを愛するものとしての同士であるような。
勝手ながら、そんな感情を抱きました。

それから何度か、スタジアムでお見掛けしました。
スタジアムで食べるものを購入し歩いている姿や、ゴール裏でサポーターとして声を出している姿。
いつも真剣な目でピッチを見ているな、そんな印象を持っていました。

いつの日からか、「大杉漣さんもサポーターであるJリーグ」ということも ひとつの魅力として多くの人が伝えていた気がします。

日程をチェックしていつのどの試合に行けるのかを悩み、チケットを取って、試合の日に休みや時間をとって、計画を立てて試合に行く。
声を出し、願うように勝利を願い応援し、チームに愛情を持って、魂を懸ける。
芸能人であっても、一般人であっても、同じサッカーを愛する者であるという 自ら壁を作らず、気さくに多くのサッカーファンとコミュニケーションを取り、ハイタッチをして一緒にフットボールを楽しんでいた大杉漣さん。

その姿が、嬉しく。幸せを感じさせてくれるものでした。

芸能人。俳優さん。
と、いうと少し距離のあるように感じますが、大杉漣さんは同じ サッカーを愛するサッカー好きな、同士。という感覚です。
サッカー好きだからこそ理解できる感情や、楽しさや、魂に通ずるものがある。
それを感じることができて、本当に嬉しく思っておりました。

サッカーを愛する多くのサポーターの方々からのメッセージがSNSに溢れているのを見て、
本当にたくさんのサッカーサポーターに愛されていたのだなと感じます。

今年もJリーグが開幕します。
熱戦が。生まれるドラマが。多くのサポーターの魂が。
大杉漣さんにも、伝わりますように。

謹んでお悔やみ申し上げますとともに、
心からご冥福をお祈りいたします。

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