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再建を図るFC東京、チャン・ヒョンスが新主将に就任

2018/02/20 20:45配信

武蔵

カテゴリ:コラム

これも長谷川健太流の改革といったところだろうか。2018シーズンを迎えるにあたって新指揮官が主将に指名したのは、長年に渡って主将の座を務めてきた森重真人ではなく、韓国代表DFチャン・ヒョンスだった。

2013年にランコ・ポポヴィッチ監督から指名されて以来、森重はFC東京の主将として戦い続けてきた。

そうした体制にも今季で一区切りつけ、いまバトンは新たなリーダーに託されようとしている。

国籍の壁を超えたトーキョー愛

絶対的な存在と思われていたリーダーの交代。サポーターの間から反発の声が聞こえたとしても何ら不思議ではない。

しかし、少なくとも私の周りでは、ヒョンスの主将就任に対して不満を漏らしている人間はいない。

これもひとえにチャン・ヒョンスというプレイヤーに対する信頼の為せるものだろう

主将としての素質は充分だ。あらゆる局面で身体を張り、時にはラフプレーも厭わずにゴールを死守する。また、日頃のトレーニングから他の選手とのコミュニケーションを欠かさず、チームを引っ張っていこうとする姿勢はキャプテンそのもの。

韓国代表でも主将を任されていることが、彼のキャプテンシーの高さを物語っている。

長谷川監督も彼のそうした姿勢を高く評価しており、FC東京を再建する上での重要なファクターとなりそうだ。

しかし、チャン・ヒョンスという男がサポーターから愛されている理由は能力的なことに限らない。国籍の壁を超えたトーキョー愛、それこそが彼がサポーターたちに深く愛される要因ではないだろうか。

2012年から2シーズンに渡ってFC東京に在籍。そこで頭角を現したヒョンスは2014年に広州富力に移籍し、韓国代表に選出されるまでに成長を遂げた。そして昨夏、ヒョンスはFC東京への復帰を果たす。

絶対的なDFリーダーである森重を怪我で欠き、万全の状態とは言えないDFラインを必死で立て直した。

「日本に戻ってくるときはFC東京に」

中国に渡る際の約束を守り、不振にあえぐFC東京へ帰還した韓国代表DFに対するサポーターの信頼は厚い。

そうした責任感の強さこそ、彼の持つ本当の魅力と言えるのかもしれない。

長谷川健太新監督のもと、新たな旅路をスタートさせたFC東京。

その中心には国籍や言葉の垣根を超えて信頼を集める韓国人主将の存在がある。

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