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【RKU】 流通経済大学 ドラゴンズ龍ケ崎 いばらきサッカーフェスティバルにて新チーム2018初陣 【JFL】

2018/02/04 22:05配信

CHANT編集部

カテゴリ:コラム

茨城県内に在るJリーグクラブ 水戸ホーリーホックと鹿島アントラーズがリーグ前に対戦する
いばらきサッカーフェスティバルが開催され、前座試合として筑波大学×流通経済大学が対戦した。

前日には、積雪となるほど雪が降り厳しい寒さに見舞われた水戸だったが、
スタジアムの周辺には残雪が残るほどの寒さではあるものの快晴となった試合当日。

リーグ開幕やACL開幕までの準備期間の間、再びはじまる試合のある日々、サッカーのある日常となる日々を待っている多くのサポーターたちが、
待ちに待った新チームの試合を前に高揚感を持ち長い列を作っていた。

両チームの多くのサポーターが見守る中、前座試合として行われた筑波大学と流通経済大学の試合。
筑波大学は昨季、総理大臣杯3位、関東大学サッカーリーグにて優勝。
流通経済大学は、総理大臣杯3位、全日本大学サッカー選手権(インカレ)にて優勝。
大学サッカー界で名門・強豪という欠かせない存在感を放つ2校であり、同じ茨城県内に属するライバルチームでもある。

新チームが始動してから4日という時間しか経っていない中で迎えたこの日の試合では、
全日本大学選抜などのキャンプ等、トップチームの選手が多く不在であることもあり、
JFLで戦う流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎の新チームがこの日、いばらきサッカーフェスティバルのピッチに立った。

同じく筑波大学も主力の多くが不在。
小井土監督も全日本大学選抜のコーチングスタッフとして帯同しており不在となった。

2016シーズンには、JFLファーストステージで大学チームとして初となる優勝を掲げ、チャンピオンシップへと出場。
JFL準優勝という歴史的な結果を残した流経大ドラゴンズ龍ケ崎。
昨季は10位という結果だったが、新チームとなった今季は、2年生と3年生という2つの学年の選手たちで挑む。
新監督として手呂内勝政氏がチームを率いることとなった流経大ドラゴンズ龍ケ崎の初陣となった。

ドラゴンズには、トップチームとはまた違ったチームの雰囲気があり、
試合前のアップから明るく大きな声が響く。

「試合前の準備期間が充分にあったわけではない中でも、選手たちからは試合に出たいというメッセージが溢れていた。
一人一人本当に試合に出たいんだというアピールをしていたので、どのメンバーを試合に送れば良いのかと悩みました」と、手呂内監督。

水戸ホーリーホックと鹿島アントラーズという これまで先輩たちが進んだプロチームであり、
茨城県内という身近に位置する目指すべきJクラブの存在でもある両チームの多くのサポーターの前で試合をする 貴重な機会でもある試合。

公式戦ではないが、選手たちは、スタートで印象付ける大事なアピールの場であり、シーズンのスタートとなる大切な試合として、捉えていた。

観客席からは、両大学の名のある注目選手たちがいないことで残念だという声も挙がったが、
試合が始まってからは、ピッチで起こる出来事に大きな歓声とため息が響くほど、両チームのサッカーに注目が集まった。

PKで失点した後、強烈なシュートでゴールネットを豪快に揺らしたのは、新3年生となる原岡翼だった。
原岡は大津高校の出身で、1年生の頃からトップチームでプレーしてきた。
200名を裕に越えるサッカー部の中で中心に位置する熾烈な競争の中に存在するトップチームの中で、
同期でトップチームにてずっとプレーしてきたのはGKオビとDF本村、そして原岡のみだった。
チームで大事なゴールを奪うなど、活躍もあったが定位置を奪うまでには届かず、なかなか試合に出場できない日々を過ごしてきた。

 

今季スタートは流経大ドラゴンズ所属となり、「とにかく試合に出場すること。原岡に必要なことは試合」と手呂内監督。
会場が沸くゴールを決めたゴールは、原岡からの強いメッセージと決意が込められているように感じた。

大学生と対戦する大学リーグとはまた違った、Jリーグ経験選手も多くJリーグを今後目指していくチームも多いJFLで戦う、という経験。
熾烈な順位争いと、掴むものがそれぞれ違う目的を持つチームが在るJFLで戦うことで、経験を積み、自分に必要なものを探す。
「トップチームに一人でも多くの『必要な選手』を送り出すこと。選手を送り出したことで戦力がいなくなり厳しいチーム状況になることもあるでしょうが、
それでも流通経済大学というチーム全体を考えると、ドラゴンズで成長してトップチームで活躍する選手となってもらいたい」と、手呂内監督は話す。

流経大ドラゴンズというチームが持つ目標は、育成や強化だけではない。
チームとしての目標は「優勝」。トップチームに選手を送り出しても、選手たちの入れ替えの登録時期が合わず苦しい状況となることがもしあったとしても、結果も追求する今季となる。

試合は、2-3。
「課題だらけ」(手呂内監督)から始まるスタートとなったが、この課題を持ってこれからトップチームと合同で行うキャンプに向かい、
JFL開幕戦までの準備期間を内容濃く重ねる予定だ。

試合後、スタジアムに集まった多くのサッカーを愛するサポーターからあたたかい拍手が送られた。
「おもしろかった」「強豪校が2つも茨城県にあるなんて誇らしい」「今年もがんばってもらいたい」
多くのサポーターから聞こえた声。
同じ地域という繋がりは、強い繋がりを生み、力となる。
footballで繋がるチカラ。

水戸ホーリーホックと鹿島アントラーズの試合を前に、
「こういった試合を観て、これからの自分に重ねてなにか刺激を感じてくれたら良いですね」と、手呂内監督。
両チームのチャントが響くスタジアムで、目指すプロの舞台を観た選手たち。
この機会での経験を持って、今季JFLに。

そして、トップチームを目指す。

Writing 飯守友子 / Photo 遠山ヤスコ

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