CHANT(チャント) 鹿島アントラーズ

内田篤人の古巣復帰に見る鹿島アントラーズの強みとは

2018/01/09 19:52配信

武蔵

カテゴリ:コラム

元日本代表の内田篤人が7年半ぶりに古巣である鹿島アントラーズへの復帰を果たした。内田がドイツに旅立ったのは2010年の夏。

ちょうど南アフリカW杯が終わった頃のことだ。

主力として予選を戦いながらも本大会直前でポジションを奪われたW杯の悔しさを晴らすように、内田はドイツで飛躍的な成長を遂げる。

厳しい環境の中で定位置を掴み取ると、クラブのCL準決勝進出にも貢献。名実ともに日本を代表する選手の一人となった。

近年は怪我の影響で長らくピッチから離れていたものの、日本における影響力は今なお絶大だ。背番号2を背負って、ピッチを駆け回る姿をもう一度。多くのファンがその光景を心待ちにしているに違いない。

鹿島の選手に流れる“古巣愛”

内田に限らず、これまで数多くの選手達が鹿島アントラーズから海外へ旅立ち、そして戻ってきた。

小笠原満男しかり、中田浩二しかり、鹿島の選手はどこへ行っても古巣への愛情を忘れることがない。

現在ドイツのケルンに所属する大迫勇也も、日本に帰国した際にはよくグラウンドを訪れるという。

もちろん海外挑戦の後に古巣復帰を果たす選手は他のクラブにもいるが、鹿島の場合はそうした傾向がより顕著なように思える。

なぜそのような帰属意識が生まれるのか。それは鹿島アントラーズの「選手第一」の姿勢によるものだと思う。

数あるクラブの中でも、鹿島は選手を大切にするクラブとして知られる。

若手には積極的にチャンスを与え、たとえ結果が出なくても我慢強く起用し続ける。現在日本代表に名を連ねる昌子源や植田直通を筆頭に、鹿島から次々と活きの良い若手が台頭してくるのはそのためだろう。

また、出場機会が得られない選手にはクラブが移籍先を探してきて提示する。常にリスペクトを持って選手達に接する姿勢こそ、鹿島の選手達がクラブへの愛を忘れない大きな要因なのではないだろうか。

クラブへの愛情が強さに

若手の頃に鹿島で大切に育てられた選手が海外へ巣立って行き、再び鹿島に戻ってきたときには今度はベテランとして自分の経験を若手に伝えていく。鹿島アントラーズではそうした伝統が脈々と受け継がれてきた。

たとえ派手な補強でビッグネームを引っ張ってこなくても、たとえチームに突出した存在がいなくても、たとえ主力を引き抜かれても、変わらず鹿島が常勝軍団であり続けられるのは古巣への愛情によって生まれるこうした好循環によるところが大きいのかもしれない。

Good!!(100%) Bad!!(0%)

この記事も読んでみる