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コンサドーレ札幌が16年ぶりJ1残留!シーズン開幕前の下馬評を覆す!

2017/11/24 19:47配信

武蔵

カテゴリ:コラム

18日、コンサドーレ札幌がともに残留を争う清水エスパルスとの大一番を2-0で制し、16年ぶりとなるJ1残留を決めた。

シーズン開幕当初は札幌を“降格候補”に挙げるサッカーファンも少なくなかったが、そうした下馬評を覆しての残留にクラブもサポーターも沸き立っていることだろう。

これまで4度のJ2降格を経験してきたコンサドーレ札幌。何度もJ1とJ2を行き来するその姿から「エレベータークラブ」と揶揄されることもあった。

しかし、今季のコンサドーレ札幌は一味違った。J2で優勝を飾ったときの主力メンバーのほとんどが残留。さらに、横浜FMの兵藤慎剛、大宮の横山知伸、鳥栖の早坂良太ら、即戦力となる選手を次々と補強した。

こうして万全の状態でシーズン開幕を迎えた札幌は、シーズンを通して着実に勝ち点を積み重ね、2試合を残した状態で悲願のJ1残留を勝ち取った。

ターニングポイントとなった夏の補強

もちろん最初から順風満帆だったわけではない。

オフシーズンで順調に補強を進めた札幌だったが、仙台と横浜FMを相手に開幕2連敗を喫する最悪のスタートを切ってしまう。

その後はホームゲームを中心に勝ち点を積み重ね、何とか残留圏内を維持するも、5月から6月にかけてはまさかのリーグ戦6連敗。

再び降格圏内に足を踏み入れるなど、J1の厳しさを改めて痛感することになる。

ターニングポイントとなったのは夏の補強だ。札幌は、シーズン開幕前から加入が決定していたチャナティップ・ソングラシンをはじめ、元イングランド代表でJリーグでの実績も十分のジェイ・ボスロイド、ベガルタ仙台でポジションを失っていた石川直樹を獲得。

この大胆かつピンポイントな補強策により、チームとしての完成度を一層高めた札幌は、8月26日に行われた仙台戦以降、リーグ戦5勝2分2敗と波に乗り、残留に向けて大きく前進した。

とりわけFWジェイの活躍は特筆もので、その空中戦の強さを活かして12試合に出場して8得点を挙げるなど、まさに残留の立役者とも呼べるほどのパフォーマンスを披露した。

フィニッシュを都倉に依存しがちだったチームにおいて、前線にもう1つ攻撃の軸ができたのは大きかっただろう。

資金力の増強でJ1定着へ

最大の目標だった「J1残留」を達成した札幌。次なる目標はやはり「J1定着」だろう。

残留の喜びに浸ったのも束の間、既にクラブは来季に向けて動き出している。

これまで資金難に苦しんできた同クラブ。結果を出せば出すほど、優秀な主力選手を資金の豊富なビッグクラブに引き抜かれてきた。

そうしたジレンマを打破しようと、野々村芳和社長のもと2013年から経営改革が進められてきた。就任時点では3億円にも満たなかった強化費も、精力的なスポンサー集めや観客動員の増加によって、年々増額を続け、今季の強化費はおよそ11億円にまで上った。

それによって、主力選手の流出を阻止できたことが今季の残留に繋がったことは言うまでもない。さらに来季以降の「J1定着」に向けて、クラブはさらなる強化費の増額を検討しており、来季の強化費は14億円以上になると見られている。

今回の残留を無駄にしないためのクラブの覚悟が伝わってくるだろう。

まとめ

もちろんクラブに慢心はない。今季は残留を達成することができたが、おそらく来季以降も厳しい戦いを強いられることになるだろう。

しかし、コンサドーレ札幌は今、現場の人間、経営陣、そして数多くのサポーターが一丸となり、さらなるクラブの発展に向けて着実に歩を進めている。

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