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調子の上がらないFC東京に朗報!室屋成が故障から復帰

2017/10/03 22:41配信

武蔵

カテゴリ:コラム

チーム再浮上の鍵を握る男がついにピッチに帰ってきた。

FC東京で不動の右ウイングバックを務める室屋成のことである。

8月19日の浦和戦で右足のハムストリングを負傷してチームを離脱していた室屋だったが、9月30日の磐田戦で無事戦列復帰を果たした。

FC東京サポーターとしては待ちに待った復帰となっただろう。

怪我明けということもあり、磐田戦を見ている限りはまだトップコンディションではないように見えた。

得意とする縦への仕掛けでは相手を振り切れないシーンが散見され、負傷前に比べるとクロスの精度もいまひとつ。

後半35分には足を攣って途中交代を余儀なくされるなど、不完全燃焼に終わった。

だが、それでも室屋の存在は大きい。

前半から精力的にアップダウンを繰り返し、チームにダイナミズムを与えると、

守備では素早い切り替えで磐田の攻撃を牽引するアダイウトンにほとんど仕事をさせなかった。

FC東京の3バックシステムを支える若きキーマンは、再びチームを勝利に導くことはできるのだろうか。

離脱で浮き彫りになった室屋の存在感

この1カ月半、室屋の不在を感じなかった試合はない。

FC東京が新布陣となる3バックシステムに挑戦し始めてからというもの、豊富な運動量と対人能力の高さをベースに右サイドで絶大な存在感を発揮してきた。

ルヴァン杯広島戦で決勝点をマーク、神戸戦と浦和戦ではそれぞれアシストを記録するなど、

新システムのキーマンとして、替えの効かない存在になっていたのだ。

それだけに、室屋の離脱はチームにとってシステムの根幹を揺るがすほどの大打撃になった。

事実、それまで6戦無敗だったチームは、室屋が負傷した浦和戦以降5連敗を喫し、ルヴァン杯でも川崎を前に大敗。

その責任をとって篠田監督が解任されるなど、チームは混迷を極めた。

安間新監督就任後も、いまいち波に乗り切れていないFC東京。今回の室屋の復帰で再びチームは軌道に乗ることができるのだろうか。

注目していきたい。

室屋がFC東京にもたらすものとは

では、室屋がいる時といない時とでは、一体何がそんなに違うのだろうか。

私の見解で言えば、その違いは“プレーの奥行き”にあるように感じる。

室屋の一番の武器といえば、やはり無尽蔵のスタミナとそれを活かしたアップダウンだろう。

味方選手が前を向いてボールを受けるとみるやいなや、積極的に相手のサイドバックの裏に飛び出していき、

敵陣深くでボールを受けると果敢にドリブルで突破を試みる。それこそ室屋の持ち味であり、幾度となく右サイドの主導権を握ってきた戦い方だ。

だが、室屋以外ではこうはいかない。磐田戦で室屋とともにFC東京の両翼を担った太田が良い例だ。

基本的に足元でボールを受けるシーンが多く、単独での仕掛けも極端に少ないため、奥行きを使った攻撃が試合を通してほとんど見られなかった。

そうなると、チームとしても縦への推進力が失われ、リスクを最小減に抑えた横パスやバックパスばかりが先行する、いわゆる “怖くない”サッカーに

なってしまいがちだ。

そうした意味で、室屋の復帰はチームに縦への迫力を与えると言っても過言ではないだろう。

もちろん1人の選手の復帰で全てが上手くいくほどサッカーは甘くないが、室屋がチームに与える影響は想像以上に大きい。

浦和戦以降、1勝6敗1分けと苦しい戦いが続いているFC東京。“右サイドの翼”を手にした今、再び飛翔できるのだろうか。

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