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スター選手獲得や本格アジア進出がJリーグを世界的スポーツビジネス発信地へ クラブの発展に必要不可欠な新たなマネジメント力

2017/10/02 09:26配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム

またしても仰天といえるニュースが駆け巡りました。

ヴィッセル神戸、スナイデル獲得へ。

ポドルスキの獲得を実現させたヴィッセル神戸。
今では神戸にポドルスキ在りが定着しつつありますが、次なるスター獲得に乗り出すといいます。

こういった大きな出来事が話題になると賛否両論さまざまな論争が起こりますが
こういった大きなお金が動き活性化することはJリーグの発展に必要不可欠なことなのではと感じます。

・Jリーグを世界的なスポーツビジネスの場にする必要がある

今のJリーグはダゾーンが介入したことにより、大きなお金が動くようになりました。
しかし、そこで満足してしまってはスポーツビジネスの発展とはなりません。
むしろ、プロスポーツとしてやっと、というところにきたと思っています。

プロである以上スポーツでビジネスをしなくてはならない世界です。
しかし、Jリーグはブームであったリーグ初期に比べてインパクトのあるお金の動きはなくなり
25シーズン目を迎えましたが、当時のバブルと呼ばれるような給料を選手たちは手にできていません。

それどころか、チームだけが多くなり火の車になりながら運営をしているチームがめずらしくなく
選手たちの年俸もアルバイトのような金額の選手たちもたくさん存在します。

華々しく開幕したJリーグでしたが、現在は苦しいの大合唱。
お金がないという理由をクラブが口癖にしてしまうほど、サポーターにお金がないと嘆いてしまうほど
Jリーグクラブに夢がない状況が続いています。

Jリーグにお金を呼び込むために、新しい風を吹かせるためには活性化が必要不可欠であり
大きなお金を動かす必要性があります。
移籍金が大きく動くことも珍しくなったJリーグは、選手獲得のためにお金を払うことを嫌い
サッカーでお金を動かすことが本当に少なくなってしまっています。
その中で、海外から大きなお金を使ってスター選手を呼ぶこと、スター選手を呼び込むことで発生する活性化と
新たな企業からの注目やビジネスの発生など、大きな影響、新たな風を吹き込むに
ヴィッセル神戸は非常に興味深い先を見た獲得を目指しているのではと感じます。

・先にあるのは外資の導入も見越してか 北海道コンサドーレ札幌に見るアジア戦略

Jリーグの放映権をダゾーンが獲得し、ダゾーンでJリーグを見るという常識が浸透しはじめた今シーズン。
Jリーグ他日本のスポーツ、海外のスポーツも含めさまざまなスポーツコンテンツを揃えたダゾーンは、日本での加入数100万人を突破しました。

これまででは考えられない金額での契約でJリーグに大きなお金が入り込み
優勝賞金から分配金などさまざまな点でクラブにもさまざまな還元がされることになりました。

Jリーグでは外資系企業をスポンサーとするのは、日本法人がなくてはならない
あくまで外資であっても日本法人と契約することを定めていますが、
ダゾーンと契約し、世界的な配信となったJリーグは今後外資の参入も本格的になることと考えられます。

北海道コンサドーレ札幌に加入し、活躍するタイのメッシことタイの英雄チャナティップ選手が所属していることで
札幌の練習場には常にタイのメディアが複数社密着で付き、タイではJリーグブームが起きているといいます。
タイの企業はサッカーに巨額のお金を投じて自国のサッカークラブ、リーグを発展させているだけでなく
岡崎選手の所属するレスターのオーナー他、世界のトップリーグに所属するチームのオーナーを務めるタイの企業家たちがいるほど
今タイではサッカークラブにお金を投じている世界的な企業家が多いので、
タイのサッカーシーンがJリーグへの憧れを持って価値を感じてくれているうちに、外資として参入するルートを持つことで
アジアによりJリーグが融合する形でビジネスとして確立する可能性を充分に持っているといえます。

こういった動きを予測して、動いた札幌は
ただ単にタイの英雄を呼んで、タイで話題になる、と踏んでの獲得だったのではなく
その先のビジネスシーンやチームとしてのアジアでの価値の向上で生まれるビジネス的な影響なども
細かなスポーツマネジネントを見越して、大きな一歩としての獲得だったのではと感じます。
ベトナムの英雄レ・コンビンやツイッターのフォロワーが世界的なインドネシアのイルファンなど、アジアの一国の有名選手を獲得し得た
これまでの成果とこの先にある外資参入の可能性、アジアでクラブ価値を上げることで生まれる今後などを見越して
野々村社長はもちろん、大手広告代理店である博報堂とタッグを組んだことで、よりビジネスとしてのマネジメント力を得ての獲得だったのではないか、成功へと向かっているのではないかと感じます。

ヴィッセル神戸のように世界的なスターを呼んでいるのではなく、一国のスターを呼んでいる札幌ですが
そういった戦略もまた、日本国内よりもアジアへのスポーツビジネスを見越した
クラブを大きくするためのJリーグを活性化するための新しい試みだと思うのです。

ヴィッセル神戸がスター選手を獲得するのは、国外への意識は確実にあるでしょう。
FCバルセロナの胸スポンサーとなったRakutenの影響力を持って、欧州のスター選手を獲得し欧州へのアピールに繋がるのは必至ですし
世界的にヴィッセル神戸という名が発信されることになるでしょう。

日本人はビジネスはお金儲けをまぜか毛嫌いするところがありますが
プロスポーツである以上、ビジネスです。
儲けないことには、発展はありえませんし、言葉は悪いですが儲けてなんぼ、です。
世界的なクラブでお金が動いていないクラブはありません。チームの価値があるからお金があるのではなく
お金があるからチーム価値を上げるまでのクラブとなったのだと思います。

・海外のスター選手が引っ張ったアジア強豪クラブへの前例

海外のスター選手を多く呼んだクラブとして思い当たるのはやはり中国のサッカークラブです。
広州恒大をはじめとして、多くの中国チームが海外のスター選手たちの加入を実現しました。
その主役となったのはやはり巨額なお金。

中国はバブルを迎えたこともあり、信じられないほどの巨額と表現してよい金額でスター選手たちを中国へと呼び寄せました。
選手たちだけではありません。指導者も積極的に世界的な監督からコーチまでを獲得。
日本人の指導者たちも近年では中国に渡っていることをみると、国としての強化を本格的に始めているからと見えます。

中国のクラブは巨額な資金で選手や指導者を獲得しましたが、それはなんら間違っていることではないと思います。
未払いがあってはならないと思いますが、潤沢な資金を使って欧州よりもずっと高い金額を提示することで中国へと呼びました。
欧州と同じ金額では、アジアへは呼べませんし、欧州でプレーしてきた選手たちにとってアジアのサッカーは魅力的とはいえないでしょうから
サッカー選手最大の評価である金額を提示することで、クラブの力になってもらうことは必要なことといえるでしょう。

海外スター選手たちを獲得し、その選手たちはチームにいることで他の選手たちも活性化し
今までに感じたことのないプレーの数々を練習から受けること、指導を受けることとなり
アジアでは考えられなかった選手たちがワールドクラスのプレーをもってACLで強豪クラブとして常に挙げられるほどのクラブへと急成長させました。

Jリーグを獲ることももちろん重要ですが、ACLで戦い勝つこと
アジアを獲ることにもっと重点を置いてもよいというほど、日本はまだACLに対しての意識が低いところがあります。
スポーツビジネス的に考えても国内タイトルを獲るよりももっと重大なのなアジアの頂点を目指すことが
クラブの発信としては強く、世界的なアピールに繋がることとなります。

海外のスター選手たちが揃い、チームを活性化しながら
クラブ発信力も強くし、ビジネス価値を世界的なものにする。

Jリーグが欧州リーグのように発展していくための道筋を、本格的に描くクラブが出てきたとと感じます。
おそらく表に出てきたのが今というだけで、当然思い付きではなく何年も前から描いてきたことの実行なのだと思います。
時代の先を常に先読みしてきたからこそ、Rakutenは日本を代表する世界的企業となっているわけですから
お遊びで趣味で手を出しているわけではないです確実に。
むしろそういった本格的な成功している経営者がJリーグクラブを動かすようになったことが、プラスだと感じます。

今後の展開にJリーグを未来を重ねて、注目したいです。

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