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ACL準決勝進出!一歩一歩確かめるように全員で戦った 強き浦和レッズへ再び

2017/09/14 09:47配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム


歴史に残るであろう、大逆転劇でした。
ACL準々決勝は日本勢対決となった浦和レッズvs川崎フロンターレ。
1stレグは8月23日に行われ、ホームで戦った川崎フロンターレが3-1で勝利しました。

監督交代となった浦和レッズはこれまでの戦いでまだ失点が目立ち、
チーム状況が上向きとはいえない状況の中で迎えた2ndレグ。

平日にも関わらず、多くのサポーターが詰めかけた埼玉スタジアム。
絶対にしてはならないという失点でスタートした試合となりました。

アウェイゴール1を得ての敗戦となった1stレグ。
埼玉スタジアムでは2-0以上でということが目標だったのではないかと思いますが、まさかの試合序盤での失点。

それによって少なくとも3点を得て追いつかなくてはならないこと。
勝つためには4点という大量得点が必要でした。

それでも、浦和レッズは諦めずに自分たちのサッカーを確かめるように試合を運びました。

◇キーとなったのは川崎フロンターレの采配か

車屋選手が一発退場となったアクシデント。
これによって川崎は、1人を失うゲームとなってしまいました。
その時点でのトータルスコアは4-2。
失点をしなければ勝ち進むことができる、ということを選択したと思われる鬼木監督は
攻撃の要となる中村憲剛選手を下げ、田坂選手をピッチに送り出します。

これが大きなポイントとなりました。
10人となってしまったことで求められる運動量や、一人空くことへの守備のバランス、
状況からみて得点を獲るよりも守りたいという選択だったのではないでしょうか。
そして、ピッチには家長選手や大島僚太選手もいることで中村憲剛選手以外の選手でも攻撃の起点となれる選手が残ることも
考慮したのかもしれません。

しかし、中村憲剛選手は川崎フロンターレのチームの大きな精神的支柱であり
他では埋められない大きすぎる存在であることがこの後のゲーム展開で現れたといって良いのではないでしょうか。

チームの中心的選手であっても、状況によって起用されないのはもちろんあることですが
ACLの準々決勝、しかもアウェイ埼玉スタジアムという状況で、プレーの部分だけでなく一番の経験豊富な選手であり精神的支柱である中村憲剛選手を失ったことは
厳しかったのではないでしょうか。

川崎の先制ゴールも、中村憲剛選手の代名詞ともいえる一本で美しく裏を取るアシストから生まれたゴールでした。
中村憲剛選手がいるというだけで浦和は裏への警戒を高めなくてはならずラインを下げることに意識を置いたかもしれませんし
浦和にとって一番嫌だなと感じさせる選手なので、その存在があるか否かというのは勝敗を左右したかもしれません。

◇諦めなかった浦和レッズ 強き浦和レッズを確かめる一歩一歩

背番号10を務めチームのスイッチである柏木選手が復帰した浦和レッズ。
全体的にみても柏木選手がいることで新システム4-1-4-1でも攻撃の点で浦和らしさを演出することができ
攻守に渡ってポイントとなっていたと感じます。

1失点したことで、志気が下がってもおかしくはない状況の中
誰もがあきらめていないという攻撃的姿勢で戦い、堀監督の采配も攻撃をするために
DFを一人下げFWズラタン選手を投入するなど攻めの采配の結果、ゴールに繋がるなど
メンタルが弱いと表現され続けている浦和レッズながら、この日は強いメンタルを発揮し
サポーターと共に「浦和レッズ」であることを確かめるように、一歩一歩着実に勝利に向かっていったような試合に感じました。

ひとつ、またひとつとゴールを重ねながら、強き浦和レッズであることを取り戻すかのような。
伝わるものが多い試合でした。

そして印象的だったのは、献身的で確実に守備に効いていた青木選手。
浦和の新システムにそしてこれからの失点を防ぐために必要不可欠な存在となるような気がします。

4得点を得ての大逆転。
トータルスコア5-4で浦和レッズがACL準決勝へと勝ち上がりました。

準決勝の相手は上海上港。
グループリーグでも戦った強敵であり難敵です。
東アジアのクラブのナンバー1を決める戦いとなり、決勝では中東ナンバー1と戦うこととなります。

浦和は 過去ACLを制覇していますが
今季はリーグで苦しんだ時期もあるからこそ、ACLには並大抵の気持ちではない想いがあると感じます。
去年の決勝ラウンド1回戦、PK戦での悔しい悔しい敗戦を忘れてはいないし、アジアの頂点へという目標を
強く持って挑んでいる中で、ペドロヴィッチ監督の解任という同じ目標をもって歩んでいる指揮官との別れという厳しい現実も経験。
リーグではまだ結果を出せているという状況ではない中でも、ACLへのテンション高く
1stレグ敗戦となりながらもチームのプロモーション含めて熱のこもった準備をしてきたことによって、得られた結果だったのではないかと感じます。

どこか自信がなくなっていってしまっているのではないかと感じていた浦和レッズでしたが
この勝利によって再び自信を持つことができる、特別な勝利だったのではないでしょうか。

次なる決戦は9月27日。そして10月18日。
ACL準決勝に浦和レッズが挑みます。

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