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【日本代表】ここからが本当の戦い、W杯に向けたサバイバル

2017/09/06 20:39配信

武蔵

カテゴリ:コラム

9月5日のサウジアラビア戦をもって、W杯アジア最終予選の全日程が終了した。

日本は最終戦で敗れたものの、B組首位で予選を突破。見事、6大会連続でW杯出場を決めた。また今回もW杯で日本代表を見られるということで、

ほっと胸をなでおろしているサポーターも多いだろう。しかし、選手たちにとってはここからが本当のサバイバル。

W杯メンバーの23枠に入るのは一体誰になるのだろうか。

激化する競争

ここ数日の代表戦を見ていると、若手選手の突き上げが凄まじい。

久保然り、井手口然り、こうした若手選手の台頭が日本代表をよりハイレベルなチームへと導いてくれるのは間違いない。

最終予選を無事突破できたのも、彼らの成長があってこそだろう。

日本が強豪国に一歩でも近づくためには、こうした競争の激化が必要不可欠なのだ。

個人的な意見を述べさせてもらえば、現時点で当確と呼べるのは吉田と大迫の2人のみ。

逆に言えば、それ以外の選手には全員にチャンスがあると思うし、23枠から漏れる可能性も考えられる。

それぞれのポジションで立ち位置を見てみよう。

GKは川島が一歩リード。

今回代表入りした東口や中村に加えて、浦和レッズの西川やFC東京の林が控えを争うような形になりそうだ。

CBは守備の要である吉田の相棒枠を昌子、森重らで奪い合うことになるだろう。

今回の2連戦では出番のなかった植田や三浦もJリーグで安定して良いプレーを披露できれば、まだまだチャンスはあるはず。

また、個人的にはスペイン2部の鈴木大輔にも注目したい。

SBは長友、酒井宏樹でほぼ当確か。

特に酒井宏樹はここ1年マルセイユで急成長を遂げており、今回の2連戦でも成長したプレーを見せてくれた。

バックアッパーとしては酒井高徳が有力。槙野はクラブでのパフォーマンス次第では落選も十分考えられる。

CMFはまだまだ定まっていない印象。

攻守両面でハードワークが期待できる山口や井手口、キャプテンとしてチームをまとめる長谷部、

ゲームを作れる柴崎など、それぞれに異なる魅力がある。

それ以外にも小林祐希や香川、ベルギーで活躍する森岡、国内組で言えばFC東京の高萩や柏レイソルの大谷、セレッソ大阪の清武らが挙げられる。

これからのアピール次第では誰でもチャンスはあるはずだ。

WGも激戦区。浅野、久保など若手の台頭が目立つが、乾や原口も負けていない。

それぞれがクラブで結果を出し続けていくしかなさそうだ。反対に、これまで代表を引っ張ってきた本田は厳しい立場へ追いやられている。

現在ハリルが目指している縦に速いサッカーに適応できるかどうかに懸かっている。

個人的には柏レイソルの伊東や川崎フロンターレの小林悠に期待したい。

最後にCFだが、ここは大迫でほぼ決まりだろう。

特に大迫のボールを収める能力は歴代の日本代表の中でもトップレベル。替えのきかない選手と言っても過言ではない。

控えの最右翼は岡崎だが、フィジカル的にやや難あり。武藤や杉本もいまいちアピールできておらず、先行きは不透明だ。

本田・香川の居場所は?

現在、若手の台頭によって居場所を奪われつつある本田や香川。

オーストラリア、サウジアラビアの2連戦で香川は出番なし、本田はサウジ戦前半のみの出場にとどまるなど、確実にその存在感は失われつつある。

特にサウジアラビア戦での本田は縦に速い日本のサッカーに適応できておらず、攻撃をトーンダウンさせてしまう場面ばかりが目に付いた。

後半から投入された浅野のプレーと比べると、いささか物足りない出来だ。

これまで不動のメンバーとして日本代表を引っ張ってきた2人に居場所はあるのだろうか。

結論から言うと、2人にもまだまだ居場所はあると思う。

確かに香川はダイナミズムや守備面でのインテンシティーで山口や井手口に劣るし、

本田はウイングとして起用するには明らかにスピード不足が見られ、浅野や久保に比べると守備面での貢献も少ない。

だが、W杯を勝ち抜いていくには様々なタイプのプレイヤーが必要になる。

例えば、相手が引いてきた場合、守備ブロックの間でボールを受けながらゴールを狙える香川の力が必要になるだろう。

前線で大迫の他に起点を作りたい場面では本田のキープ力が重宝されるだろう。

確かに代表における2人の立ち位置は以前ほど絶対的なものではなくなったが、決して日本代表に不要な選手になったわけではない。

W杯本番までにそれぞれ競争を繰り返しながら、自分の力で代表での居場所を掴み取って欲しいと思う。

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