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【レスターシティ】FW飽和気味のレスター、岡崎の立ち位置は?

2017/08/15 18:57配信

武蔵

カテゴリ:コラム

ついにプレミアリーグが開幕した。待ちに待っていたサッカーファンも多いだろう。

今年はどんなドラマが待っているのだろうか。私も純粋に楽しみである。

レスター岡崎の立ち位置は?

各チーム出だしは様々だ。マンチェスターC、マンチェスターUら強豪が順当に勝利を収めたかと思えば、

“コウチーニョ問題”

に揺れるリヴァプールが痛恨のドロー、そして昨季のチャンピオンである王者チェルシーがまさかの黒星発進という波乱も。

そんな中で日本のフットボールファンが注目しているのは、やはり岡崎の所属するレスターシティではないだろうか。

レスターは初戦アーセナルと激突し、3−4の逆転負けを喫するも、岡崎はスタメン出場を果たしチームの1点目を決めるなど結果を残した。

現在、レスターには7人のFWが所属する。ジェイミー・ヴァーディ、ケレチ・イヘアナチョ、イスラム・スリマニ、アーメイド・ムサ、レオナルド・ウジョア、トム・ローレンス、そして岡崎慎司だ。

ビッグクラブに比べて予算の少ないレスターにとっては明らかな超過戦力である。

レスターは去年からこうしたストライカーの大型補強を繰り返してきた。“岡崎に代わるヴァーディの相棒を探す”ためだ。

しかし、次々と加入してくる新戦力に対し、岡崎は必死にポジションを守ってきた。今季もそうだ。

開幕前、岡崎の立ち位置はヴァーディ、イヘアナチョに次ぐ3番手と見られていたものの、

実際にアーセナル戦でスターティングメンバーに名を連ねたのは岡崎だった。やはりヴァーディの相棒は岡崎しかいない。私はそう思う。

開幕戦で見せた“岡崎らしさ”

アーセナルとの初戦でも岡崎はいつも通り、いやゴールの分を含めるとそれ以上の働きを見せた。

前半5分、味方の折り返しをヘッドで押し込みゴールを挙げる。しかし、岡崎の役割はそれだけではない。

一つ目の役割は代名詞とも言われるプレッシングだ。

岡崎とヴァーディが前線からバックラインにプレッシングをかけてコースを限定し、二列目でボールを拾い、

ショートカウンターを仕掛ける。レスターお得意のパターンだ。

事実、ヴァーディの1ゴール目は、岡崎のプレッシングによって相手のミスを誘発、

ボールを拾ったオルブライトンが左サイドを駆け上がり、そのクロスに合わせる形で生まれたもの。

後半、岡崎が途中交代でベンチに下がった途端、レスターのディフェンスラインが下がり、アーセナルに押し込まれ、

結果逆転を許してしまったのを見れば、岡崎の存在の大きさがありありと分かるはずだ。

カウンター主体の攻撃を得意とするレスターにおいて、前線からのプレッシングは不可欠。

そしてそれを実現できるプレイヤーは豊富なFW陣の中でも岡崎しかいないのだ。

二つ目の役割は中盤とヴァーディのリンクマンとしての働きだ。

チームが後方からビルドアップしていく中で中盤に降りてきてボールを貰い、ワンテンポ時間を作って味方にはたく。

アーセナル戦では、こうした岡崎の細やかな顔だしによってレスターの攻撃が機能していたといっても良いだろう。

もちろん岡崎はボールを収めるためのテクニックもフィジカルも圧倒的に不足している。簡単にボールロストするシーンも多い。

しかし、それでもめげずにボールホルダーへのサポートを行う。

それにより味方が攻め上がる時間を作り、ヴァーディと中盤をリンクさせる役割を担っているのだ。

これも結果論になってしまうが、岡崎が退いた後の時間帯、レスターはほとんどボールをキープすることができなくなり、

前線の流動性も喪失、それによりヴァーディが前線で孤立する場面が多く見られた。


「プレー中は目立たないが、いなくなってから存在の大きさが分かる」


岡崎にはそんな言葉がよく当てはまる。

やはりレスターのFWは岡崎しかいない。不足しているのは得点のみ。

本人も二桁得点に対する意欲を語っているが、あとは結果で周りを黙らせるだけだ。

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