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【浦和レッズ】関根貴大、渡独で海外初挑戦

2017/08/10 19:28配信

武蔵

カテゴリ:コラム

Jリーグの舞台から、また1人の若者が世界へ羽ばたいて行った。浦和レッズの関根貴大だ。

2014年にトップ昇格を果たすと、ペトロヴィッチ監督の下で着実に評価を高め、ウイングバックとして浦和レッズで不動の地位を築き上げた。

それだけにシーズン途中での離脱はチームとしては相当な痛手。

それでもチームが、サポーターが快く送り出してくれたのは、皆が関根の秘める特大のポテンシャルを信じているからだろう。

初の海外挑戦でどこまでやれるのか、非常に楽しみである。

タイミング的に決断は難しかった

「チームが大きな変革期を迎えているタイミングで移籍の決断をするのは本当に悩みました」

関根はそう語る。確かにこのタイミングでの移籍の決断は、チーム生え抜きの選手である関根にとって難しかっただろう。

2014年にトップチームに昇格し、10代の頃からチャンスを与えられてきた。そして、がむしゃらにそれに応え続けてきた。

そんなチームの「投資」の甲斐あって、関根はJリーグを代表するサイドアタッカーに成長。

今シーズンなかなか本調子を取り戻すことのできない浦和レッズにおいて、サンフレッチェ広島戦で見せた“6人抜きゴール”をはじめ孤軍奮闘の活躍を続けた。

先月のドルトムントとのワールドチャレンジ2017でもその才能を遺憾なく発揮。名手シュメルツァー相手に互角かそれ以上に渡り合った。

その試合の中で2ゴールを奪ったエムレ・モルの活躍も移籍を後押しする一つの要因になったようだ。試合後、

「同じドリブラーとして純粋にすごいなと思いました」

と語ったように、若干20歳で世界を舞台に戦うプレイヤーを間近で見れたのは関根の中で大きなきっかけになったのだろう。

迷いもあった。クラブからの慰留もあった。それでもこのタイミングで海外移籍を決断したのは、関根の覚悟の表れではないだろうか。

22歳といったら日本では若手扱いだが、海外に行けば普通も普通。

ぜひドイツの荒波に揉まれながら、より逞しいフットボーラーになってもらいたいと思う。

ドイツ移籍は正解か?

さて、今回FCインゴルシュタット04へ移籍することになった関根だが、このチーム一体どんなチームなのだろうか。

インターネットの情報によると、2004年設立の新しいチームで、現在はブンデスリーガ2部に所属。

昨シーズンは1部で戦っていたことから推測するに1年での1部復帰も充分考えられる。

もちろん結果を残すことができれば、柴崎のように“個人での1部昇格”も見えてくるため、まずは定位置を確保してコンスタントな活躍を見せたいところだ。

また、このFCインゴルシュタット04だが、実は日本人選手が1人在籍している。渡邊凌磨だ。知らないという人も多いだろう。

渡邊は現在20歳、関根の一つ下の学年に当たる。名門・前橋育英高校で3年間を過ごし、2013年のU-17W杯では3得点を上げる活躍を見せた。

その後は早稲田大学に進学し、順調なサッカー人生を送っていた渡邊だったが、

海外挑戦への想いを捨てきることができず2015年にNIKE主催の育成プロジェクト「NIKE MOST WANTED」に参加、

そこで見事合格を勝ち取った。それによって評価を高めた渡邊は同年インゴルシュタットの下部組織と契約を締結。

2017年4月にはトップチーム昇格を果たしている。

こうしたドイツでの経験がある日本人選手が同じチームに在籍しているというのは、関根にとって非常に大きなプラス要素である。

ドイツ語をほとんど話せないという関根とチームメイトとの間を取り持ってくれることだろう。

それに加えて、ドイツには他にもたくさんの日本人選手が暮らしている。特に浦和レッズ時代からの仲である原口元気の存在は大きい。

今回の移籍も原口の助言が背中を押したという。生活面やメンタル面での支えになってくれるだろう。

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