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【FC東京】3バック挑戦のFC東京、手応えやいかに

2017/08/01 19:02配信

武蔵

カテゴリ:コラム

いまFC東京が新たな布陣にチャレンジしている。高萩をアンカーに置いた3−5−2だ。

ドイツ遠征でこの布陣を試したのち、ルヴァン杯プレーオフでも新布陣を採用してサンフレッチェ広島に勝利。

そして、リーグ第19節アルビレックス新潟戦では1−1の引き分けということで、

実際のところ手応えとしてはどうなのだろうか。

今季、十分すぎる戦力を抱えながら思うようなサッカーが出来ていないFC東京。

篠田監督が踏み切った新布陣は吉と出るか、はたまた凶と出るか。

可能性見せたアルビレックス新潟戦

過密日程の中、アルビレックス新潟をホームに迎え1−1。

最下位に沈む新潟相手にドローは物足りなさを感じるが、内容は決して悪くなかったと思う。

前半12分にFKから失点するも、そこからは終始試合を支配し続ける。

CMFに入った橋本・米本が前線から激しいプレスでボールを奪取し、高萩が中盤の底から攻撃を組み立てる。

高いポジションを取る小川・室屋の両WBを相手のSBが捕まえ切れず、サイドから幾度もチャンスを作った。

人数をかけられるだけあって厚みのあるダイナミックな攻撃が可能になり、

以前まで攻撃陣に漂っていた閉塞感を打ち破った感はある。

あとは決定力か。。。

35分にはウタカが、その3分後には中島が決定的なシーンを迎えるもGK守田に防がれる。

後半5分には室屋のシュートがバーを叩くなど、運にも見放された。

新潟の守護神・守田が神がかっていたのもあるが、

再三のビッグチャンスをフイにし続けたのが、今回の勝ち点1に繋がってしまったと思う。

今回の結果を受けてフラストレーションが溜まっているサポーターも多いとは思うが、個人的にはもう少し見守ってもいい気はした。

懸念材料は?

もちろん試合を見ていて、まだまだ不安に感じる部分も多い。少し考えてみよう。

①カウンターを食らうシーンが多すぎる

WBが高い位置を取る3バックを採用する以上、ボールを奪われた際のカウンターのリスクは常に覚悟しなければならない。

また、それと同時に前線からのプレッシングが重要になってくる。

ボールを運ばせない守備やパスコースを限定する守備をFWの位置から積極的に行うことで、

両WBが自陣に戻る時間を作り、カウンターからシュートチャンスを作られるリスクを出来るだけ抑えなければいけないのだ。

しかし、FWにウタカが入るとそうした寄せが甘くなり、カウンターを受ける機会も増える。事実、新潟戦ではホニやチアゴ・ガリャルドといったスピードの

ある選手に何度も走られてしまっていた。今回はそれが失点に繋がることは無かったものの、よりクオリティの高い相手なら、こうした隙は見逃してくれ

ないだろう。

②ビルドアップの拙さ

3バックということで、

高萩とともにディフェンスラインの3人にも攻撃の組み立てへの参加が求められるのだが、

まだまだ拙さが見受けられた。特に落ち着いてボールを繋いでほしい場面で、

相手FWのプレスに焦りロングボールを放り込んでしまうシーンも多く、

そういった部分は改善が必要。どのように相手のプレスをいなしながらボールを展開していくのか、

チームとして考えていかなければならない。

③強豪相手にも通用するのか

広島戦、新潟戦と新布陣を試してきたが、ここまではそこそこ機能しているように思える。

しかしだ。相手のレベルが上がったらどうだろうか。

下位に沈むこの2チームのパフォーマンスは、お世辞にも良いとは言えず、

FC東京としても相手のミスに助けられるシーンが多かった。

だが、強豪相手の場合、そう簡単にはいかないだろう。

特に次節の川崎フロンターレなどのしっかりとボールをキープしてくるチームに対して、

フィルター役である橋本・米本のプレスがどこまで通用するのか、不安が残る。

もしもマークを剥がされてボールを前に運ばれた場合は一気に失点も十分ありえる。

本当にこれからFC東京がこの布陣で戦っていくのか見極めるには、

もう少し時間が必要かもしれない。

FC東京としては難しい時期だろう。過密日程に、

監督解任もありえるタイミングでの思い切ったフォーメーション変更。

しかも、まだ結果も伴ってきていない。今後FC東京は変わっていけるのだろうか。

篠田監督は4バックと併用して、このシステムを使用していこうと考えているようだが、

この新布陣とともに調子が上向いてくれることを祈るばかりだ。

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