CHANT(チャント)

【コラム】柴崎岳がついにプリメーラの舞台へ。移籍先はかつての宿敵?

2017/07/20 19:32配信

武蔵

カテゴリ:コラム

柴崎岳がついにリーガエスパニョーラの舞台へ上がった。

17日、スペイン2部リーグに所属するテネリフェから、

昨季1部リーグ昇格を果たしたヘタフェへの移籍が発表された。

今冬、初めての海外挑戦としてスペインの地に足を踏み入れた柴崎。

当初こそチームに馴染むことができず苦労したが、

出場機会を与えられるやいなや一気にチームの中心選手となり、

テネリフェをプレーオフ決勝にまで導いた。その活躍にはスペイン国内でも注目が集まり、

複数のチームが柴崎を狙っているとの噂が上がっていた。そんな中でのヘタフェ移籍。

果たしてこの移籍は吉と出るのか、凶と出るのか。

ヘタフェってどんなチーム?

ヘタフェCFはスペインのマドリード州ヘタフェを本拠地とするフットボールクラブ。

1983年創設と比較的新しいチームだが、

2003-04シーズンにプリメーラ初昇格を果たすと2015-16シーズンの降格まで1部残留を達成するなど、

これまでそれなりの結果は残してきた。

そして、主戦場を2部リーグに移した昨季、リーグ戦を3位で終えると、

プレーオフ決勝で柴崎の所属するテネリフェを下し、見事1年での再昇格を果たす。

そして柴崎ら新戦力を補強して迎える来季は、中位を目指しての戦いが続くと見られている。

なぜ“因縁の相手”へ?

テネリフェが1部リーグ昇格を逃した時点で柴崎の1部クラブへの移籍は確実視されていた。

それはテネリフェサポーターも覚悟していただろう。

しかし、よりによってプレーオフ決勝で敗れた、いわば“因縁の相手”への移籍に、

サポーターたちも胸中穏やかではない。中堅クラブからのオファーも噂されていた柴崎だが、

なぜ移籍先にヘタフェを選んだのだろうか。

考えられる理由としては、出場機会の確保だ。

世界屈指のレベルを誇るリーガエスパニョーラにおいては、

中堅クラブといえども定位置を掴むのは容易ではない。ましてや来年にはロシアW杯も控えている。

そんな状況の中でコンスタントに出場できる可能性がもっとも高いチームを選んだ結果、

ヘタフェが希望に当てはまったといったところだろう。

しかし、昇格チームとはいえヘタフェでの定位置争いも生易しいものではない。

司令塔としてトップ下に君臨するポルティージョをはじめ、ボランチのラセン、

ファウルリンなど、柴崎のライバルになりそうな選手も多い。

まずはヘタフェでポジションを掴めるかが一つ目の関門になりそうだ。

また、強力なストライカーが不在だったテネリフェとは異なり、

ヘタフェには前線にモリーナやパチェコといった優秀なゴールゲッターがおり、

アシスト数をどれだけ伸ばせるかにも注目していきたい。


今回の移籍を受けてテネリフェサポーターからはSNS上で非難が集中しているようだが、

プロのサッカー選手なら仕方のないこと。

むしろ半年間ともに戦ったライバルチームからのオファーは素直に柴崎の力を認めている証拠なのだから、

胸を張ってプリメーラの舞台で活躍してほしいと思う。

プリメーラでも輝きを放てるか

半年間の2部リーグ挑戦は最初のつまずきを考慮しても柴崎にとって大成功だったと言えるだろう。

だが、1部となると当然同じようにはいかない。

先日のセビージャvsセレッソ大阪の試合を見た人は分かると思うが、

お世辞にもコンディションが万全とは言えないセビージャにさえセレッソは何もさせてもらえなかった。

強烈なプレッシャーを受けながらも普段通りのプレーができる技術の高さ、

激しいプレーの中でも身体の軸がブレないボディバランス、

ボールを失った後の素早い切り替えなど、日本人に足りない部分をまざまざと見せつけられた。

そういった部分は、柴崎にとっても今後リーガを戦っていく上で必要不可欠な要素。

来季リーガの激しい波に揉まれて、

柴崎岳というプレイヤーがどのような進化を遂げていくのか非常に楽しみだ。


そして、気が早いかもしれないが、ロシアW杯での躍動にもぜひ期待したい。

特にゲームメイカー不在の現代表では、柴崎の力が必要になる場面は必ず訪れるはず。

“遠藤の後継者”いや“ニッポンの柴崎岳”

として日本代表をW杯の舞台で羽ばたかせてほしいと思う。

Good!!(100%) Bad!!(0%)

この記事も読んでみる