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急造4バック機能ならず。今必要なものは「変化」ではなく「信念」では?浦和レッズの今を想う

2017/07/06 10:58配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム


J1では昨日、ACL組は日程調整により残していた試合が開催され、
浦和レッズが川崎フロンターレに1-4で敗れました。

前節、劇的な勝利をおさめた浦和レッズ。
チーム生え抜きの関根選手が劇的でスーパーなゴールを決めチームを救ったことで、勢いに乗れるのではないかと感じていましたが、7敗目を喫しました。
やはり気になったのは、失点の多さでした。

これまでの失点の多さを解消しようと、中3日しかない状況で浦和レッズは4バックを採用。
浦和の選手たちの能力は非常に高いため、状況によって戦い方を変えられる・順応できるという能力を持っていますが、
さすがに…中3日、システムを変更し練習しても、それが通用する相手ではない、ということを川崎フロンターレに突き付けられました。

4バックにしたその真ん中をあっさりとボールを通される形での2失点。
川崎フロンターレにとっては非常に得意な形といえるゴールでした。
特に、川崎2得点目の阿部選手ゴールをアシストした 中村憲剛選手のダイレクトでのスルーパスは これぞ中村憲剛だ!と思わせるものでしたね。
浦和のセンターバック2枚の間をキレイに通っていきました。

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ポジションに変更があったことで、ポジションの流動がうまくいかない浦和レッズは、
選手同士の距離感がいつもとは違い、その距離感を狙われる形で川崎にボールを奪われ、持ち込まれるという場面が多々ありました。

後半から浦和は、再び3バックにすると、徐々に浦和らしい攻撃も。その中で、セットプレーから1点を返します。
相手を崩したわけではありませんが、それでも浦和としては少ないセットプレーからの得点によって1点を返したことをきっかけに、浦和らしさが蘇り攻撃のパターンが増えてくる中で、
自陣のペナルティエリア内で浦和・遠藤選手が川崎の選手を倒してしまい、PKを与えてしまいます。
それだけでなく、一発レッドによって退場。

今はペナルティエリア内でファールを侵してしまった場合は、PKと退場、次節出場停止の3重苦となってしまうため
なかなかPKと退場両方となることは少なく、イエローカードを選択されることが多くなりましたが、
それでもそれ以上に悪質or危険なファールというジャッジだった、ということでしょう。

川崎はPKを決め、3得点目を得ます。
さらにはその直後、一人ディフェンダーが少なくなった浦和はバタついてしまったこともあり、あっさりと4失点目を喫することに。

結果、4失点。7敗目。
試合後、選手たちがサポーターの前へと並ぶと、大ブーイング。
前半を終えた時点で一度大きなブーイングが起こっていましたが、テレビを通してみていてもそのブーイングが凄まじいことがわかるほどの怒りが込められたブーイングでした。

選手と一部ゴール裏サポーターに言い合いがあったとインターネット上では流れていました。
その後、バスを待っていたサポーターとペドロヴィッチ監督が話し合いを持つ場面があり、自身の責任について触れたと報道にもありましたね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000025-sph-socc


浦和レッズはJリーグを代表するビッグクラブであり、引っ張る存在です。
その質は高く、どこか孤高でどのチームも打倒・浦和精神でぶつかっていく。
それが、浦和レッズです。

でも、今の浦和は確かにそういった雰囲気は消えかけているように見えます。
先日の3連敗、その後の広島戦では勝利はしたもののその内容は決して良いものではなかったですし、突然の今回の4バック採用の迷走を含めてしまった戦い…と、
試合を重ねるごとに「うまくいかない」を重ねてきているように伝わってきます。

消極的になっているというか、自信を失ってきているのかなとも見えます。
重ねてしまう失点に、なぜ!という選手たち自身の憤りも感じます。

自信を持った余裕がある 浦和レッズ。
いつでもどんな相手を前にしても、自分たちのサッカーを貫く浦和レッズはどこにいってしまったんでしょうか…。

これで、またひとつ敗戦を重ねてしまいました。
と、いうことは浦和に勝てる材料を他17クラブに、またひとつ多く与えてしまったということです。

今週末からは、リーグも折り返し2ターン目に入ります。
また17チームを相手に戦うわけです。

浦和に必要なのは、修正なのでしょうか。
修正ではなく、きっと必要なのは「信念」なのではないかと感じます。
いままでやってきたことは決して間違いではないし、実際昨季はクラブ史上最高・リーグ史上最高タイの勝ち点74を積み上げたチームです。

他チームからの分析が進んでも攻略が進んでも、補足という意味での進化は常に続けていく必要があると思いますが、
簡単にぶれたり超えられたりしないものが、浦和レッズにはあるはずです。

自信がどこか過信となってしまい、余裕だけが残っていたのだとしたら、それはメンタル的な部分なのかもしれません。

今持つべきものは、失点することへの恐さや、負けたくないという精神ではなく
「信念」。自分たちの貫いてきたミシャサッカーがあるからこその浦和レッズだと信念を持って胸を張ってプレーすることではないかなと思います。

自信を持って戦う浦和レッズがいることで、リーグ全体がが活性化するはず。
優勝以外はないと挑んでいてる今季。
これまで体現してきたミシャサッカーの究極を極めてほしいな、と個人的には思います。

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