CHANT(チャント) FC東京

FC東京vs横浜F・マリノス 「チームのストロングポイントは?」

2017/06/19 20:21配信

武蔵

カテゴリ:コラム

J1第15節FC東京vs横浜F・マリノス。

直接対決が過去3試合すべて1-0という両チームだったが、今回も見事ウノゼロで決着がついた。

軍配が上がったのは横浜F・マリノス。しかし、スコアほど内容が均衡していたとは言い難い。

何が両チームの明暗を分けたのだろうか。

ストロングポイントを存分に活かした横浜F・マリノス

この日のチームとしてのコンセプトはシンプルなものだった。

「チームのストロングポイント、すなわちマルティノスと齋藤学のドリブル突破をチーム全体で活かす」

その意識が強く感じられた。まず二列目から相手のバックラインとボランチにプレッシャーをかけ、ミスを誘発。

ボールを奪ったら素早くサイドに展開。マルティノスと齋藤がサイドでボールを持つと、SBや二列目の選手がフリーランでDFを引っ張り、

2人が勝負できる状況をチーム全体で作り出す。そして、サイドを攻略し、中のウーゴヴィエイラに合わせる。


こうしたチームとしての明確な攻撃の形が見て取れた。事実、それで幾度もチャンスを作り出すことになる。

結果的には直接それが得点につながることはなかったが、今後に向けた良いステップにはなっただろう。

攻撃陣の奮闘で連勝を続ける横浜F・マリノス、これからも注目していきたい。

攻撃の形が見えないFC東京

自分たちのストロングポイントを存分に活かした横浜F・マリノスに対し、FC東京は1試合通してなかなか攻撃の形を作れなかった。

ボールをキープしながらゲームを支配したいところだったが、相手のハイプレスに対応できず、序盤は守備に追われる展開となる。

試合が進むにつれて、徐々に相手ゴールに迫るも、ほとんどがウタカや大久保の個人技によるカウンター。

“トーキョーらしい”

パスサッカーは最後までなりを潜めた。

問題点は二つ。

まず前線に連動性がまるでないこと。

この日、前線には中島、東、ウタカ、大久保と並んだ。

言わずもがな個人の能力で言えばリーグ屈指の攻撃陣だが、この日はまったくといっていいほど怖さを感じなかったのが本音。

なぜなら、各々がそれぞれボールを受けたがるからだ。

相手の守備ブロックが崩れるシーンは数えるほど。

大久保もかつての相棒・小林のようなスペースを空ける動きやDFを引きつける動きができる選手がいれば違うのだが、

今のFC東京にはそういった選手がいない。

各自が連動性を持って味方のためにスペースを作りながら攻めなければ、せっかくのタレント集団も宝の持ち腐れで終わってしまうだろう。

二つ目はゲームメイカーの不在。

今のFC東京には試合のテンポを変えられる選手がいない。

特にボランチの2人のパスが単調になってしまうと相手からすると非常に守りやすい。

実際に、マリノスのハイプレスがハマっていたのは、FC東京側のパス回しが単調だったからに他ならない。

ボールを落ち着かせるところは落ち着かせる、スイッチを入れるところは入れる、

高萩や橋本のようなボランチの選手がそういったメリハリをもっとつけていかなければいけないように感じた。

シーズン開始からなかなか波に乗り切れないFC東京。

リーグ初制覇に向けて手痛い1敗となったが、これからの飛躍に期待している。

Good!!(100%) Bad!!(0%)

この記事も読んでみる