CHANT(チャント) 日本代表

日本vsシリア 課題と収穫

2017/06/12 16:21配信

武蔵

カテゴリ:コラム

ロシアW杯アジア最終予選に向けた調整試合のような意味合いの強かったキリンチャレンジカップ日本vsシリア戦。

日本は先制されながらも、後半12分に長友のクロスに今野が合わせてゴール。

1−1でゲームを終えた。この試合から見えてきた日本代表の課題と収穫とは? 考えてみよう。

攻撃の起点

日本は前半思うような攻撃ができず、決定機らしい決定機を作れなかった。

なぜか。それは攻撃の起点になる選手がいなかったからだ。

前半よく見られたのが、大迫に縦パスが入り、中盤の選手が飛び出していく形。

20分の吉田→大迫→今野の抜け出しのシーンが良い例だ。

確かに大迫はよくボールが収まっていたし、それでいくつかチャンスも作った。

しかし、本来は香川や倉田といったIHの選手が攻撃の起点になって、大迫はもっと相手ゴールに近い位置でボールを受けるのがベスト。

ハリルホジッチ監督が試合中何度も今野に

「高い位置を取れ」

と指示していたことからも分かる通り、大迫が下がってこなければならない状況自体おかしいのだ。

大迫がずるずる下がってくると奥行きのある攻撃ができなくなる。

そうならないためにも、IHが高いポジションを取って起点になり、厚みのある攻撃をしていかなければならない。

そういう意味では後半本田や乾が投入されて、二人が二列目の位置で起点になることで良い流れが生まれた。

得点シーンもそうだ。

原口が前を向いてボールを持ったことで、大迫がバイタルエリアでボールを受けることができ、

オーバーラップしてきた長友が上手く抜け出すことができた。

イラク戦でも大迫のポストプレーをしっかりと活かせるような形をチームとして作っていくのが重要になってくるだろう。

吉田の相方は?

吉田の相方には誰がふさわしいのか、ハリルホジッチ監督が今回のキリンチャレンジカップで見極めたかったポイントの一つだろう。

調子を落としている森重を外し、昌子や三浦といった代表経験の浅い選手を選出したことからもそれは明らかだ。

今回のシリア戦では昌子がフル出場を果たしたが、森重の代わりとしてはまだ不十分だったように思える。

得意の対人戦では強さを発揮したが、前半に散見されたポジショニングミス、吉田や長友との連携面でのバタつきなど、改善の余地は多い。

そして何より森重と昌子では展開力に大きな差がある。森重の正確なフィードは日本代表の攻撃を陰ながら支えてきた。

それに対して今日の昌子は数本良いフィードはあったものの、やはりまだまだ物足りない印象を受けた。

現代サッカーにおいてはCBも攻撃の組み立てへの参加が当然のように求められる。そのため昌子には攻撃面でもさらなる成長を期待したい。

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