CHANT(チャント) レアル・マドリード

ユベントスvsレアル・マドリード 圧倒的な「個」の力

2017/06/05 18:29配信

武蔵

カテゴリ:マッチレポート

今年もやってきたUEFAチャンピオンズリーグ決勝。

1995-96年大会以来のタイトルを目指すユベントスと史上初の連覇がかかるレアル・マドリードのカードに注目が集まった。

●主導権を奪い合う前半

前半は目まぐるしく主導権が移る白熱した好ゲームだった。始めに流れを掴んだのはユベントス。

前線からの激しいプレスでレアル・マドリードにボールを運ばせず、積極的にミドルシュートを狙っていく。

7分のピャニッチのミドルシュートはナバスの好セーブに阻まれる。

しかし、そこは流石のレアル・マドリード。徐々に相手のスピードにも慣れ、鋭いカウンターから流れを手繰り寄せる。

20分、ボールを受けたベンゼマが上手くDFと入れ替わりロナウドへ。

オーバーラップしてきたカルバハルに簡単にはたき、リターンを受けたロナウドがゴールを奪う。

鮮やかなカウンターが決まり、レアル・マドリードが先制。しかし、ユベントスも食い下がる。

高い位置を取ったアレックス・サンドロを中心に、左サイドからのクロスでゴールを狙う。

そして、27分、ピャニッチのサイドチェンジからそのアレックス・サンドロへボールが渡る。

それをダイレクトで折り返すと、ボールを受けたイグアインがつなぎ、

最後はマンジュキッチのスーパーゴールでユベントスがすぐさま追いついた。

その後も一進一退の攻防が続き、1−1のままハーフタイムを迎えた。

●レアル・マドリードが一気に畳み掛ける

緊迫した前半から一転、後半はレアル・マドリードが畳み掛ける。

モドリッチ、イスコ、マルセロらを中心にボールをスライドさせながら攻め立てるレアル。

54分にはベンゼマ→カルバハル→モドリッチと繋ぎ、ゴールへ迫る。

そして、60分、カゼミロの豪快なミドルシュートがDFに当たり、コースを変えながらゴールネットを揺らす。

これで勢いに乗ったレアル・マドリードは、64分、モドリッチのインターセプトからカルバハル、右サイドに流れたモドリッチとつなぎ、

ロナウドがクロスに合わせ3点目を奪った。

これにより、ユベントスはチームとしての統率が取れなくなり、ちぐはぐな攻撃が目立つように。

83分には途中出場のクアドラードが2枚目の警告で退場し、万事休す。

90分にはイスコと交代でピッチに入ったアセンシオがマルセロのパスに合わせダメ押しの4点目を奪い、4−1でレアル・マドリードが勝利を収めた。

勝負を分けた「個」の力

やはり決め手となったのは「個人」の能力の差であろう。

レアル・マドリードの戦略はシンプルなものだ。ボールを奪ったら手数をかけずにボールを運び、最後はロナウドが決める。

正直なところ、それだけでユベントスの強固な守備があれほど崩壊させられるのには驚いたが、

レアルの選手1人1人の能力がそれだけ高かったと言えよう。

特にモドリッチとロナウドの2人だ。

モドリッチは持ち前の運動量と機動力でセカンドボールを拾いながらも、スペースを見つけるやいなやドリブル持ち上がって攻撃のスイッチを入れる。

彼なしでは今日のレアルは無かったと断言できるほどにゲームを支配していた。

そして、ロナウド。攻撃の組み立てにはほとんど参加しないものの、エリア内でボールを持ったら最後、確実にゴールを奪う。

史上最高のゴールゲッターであることを改めて証明してみせた。もちろん他の選手のパフォーマンスも素晴らしかった。

ラモスはイグアインを封殺、両SBは果敢なオーバーラップから何度もチャンスを作り出した。

イスコは相手守備ブロックの間でボールを受けて、攻撃にアクセントをリズムとアクセントを加え、ユベントスの守備陣を崩壊させた。

そして監督らの適切なベンチワーク。

すべてが噛み合ったレアル・マドリード、史上初のCL2連覇にふさわしいチームであったことに異論はないだろう。

Good!!(0%) Bad!!(0%)

この記事も読んでみる