CHANT(チャント) 日本代表

ハリルと本田圭佑は決裂を迎えるか

2017/03/13 18:06配信

武蔵

カテゴリ:コラム

最終予選の大一番が迫っています。


日本代表の3月シリーズは、言うまでもなくロシアW杯アジア地区最終予選です。

日本時間3月23日の未明にはアウェイでUAEと

同じく3月28日にはホームでタイと戦うことになっています。


日本は5試合消化の折り返しで2位に付けており、これはW杯出場圏内です。

しかも、首位のサウジアラビアとは勝ち点差無しと、上位を窺っています。

しかし、全くの圏外となる4位との勝ち点差もわずかに1となっている上に

3月シリーズの1発目が、そのUAEとのアウェイでの直接対決となります。


知ってのとおり、初戦、ホームで敗れた相手であり

見ている側としても、少々ナーバスになってしまうのは避けられません。

まさに、言葉どおりの「絶対に負けられない戦い」と言えます。

試合勘に問題を抱える主力たち

注目のメンバーですが、選考基準としてよく言われるのが試合勘です。

具体的には、リーグ戦でもCLでも途中出場が目立つ香川真司

年明けからは完全に控えに甘んじている長友佑都

そして、今や全く出番のなくなった本田圭佑らがそれに当たります。


彼らは、今までの日本代表で確固たる実績を築いた選手たちですが

来たる大一番に向けては、不安が先行する現状となっており

彼らの出場機会減は、ハリルホジッチ監督にとってネックとなっています。

ハリルホジッチ監督が、常日頃から試合勘の重要性を説いてきたことは事実です。

ネガティブに思われがちな、清武弘嗣のJリーグ復帰も

試合勘を理由に、歓迎ムードであることを示しています。


では、ハリルホジッチ監督は、彼らを外すのでしょうか?

来たる3月シリーズにおいて、まだ出場機会のある香川や長友はともかく

全く試合に絡めなくなった本田を招集外とするのでしょうか?


実際に、最終予選のオーストラリア戦を除いて戦術的働きに乏しかった本田が

アウェイでのタイ戦や、親善試合のオマーン戦での決定機逸も目立つようになり

また、試合勘やコンディションの問題が取り沙汰される状態となっている今

ハリルジャパンに招集する理由は、薄れてきているとも言えます。


かくして

3月シリーズで本田を招集しないのではないか?

という声も各方面で聞かれるようになってきました。


本田が外れたとしても、サプライズとは言えない空気が醸成されつつあります。

代表監督の判断材料は、クラブでの実戦の機会のみ

代表監督は、選手のクラブでの出場機会=試合勘とコンディションを気にします。

ではなぜ、選手のクラブでの出場機会が無いと、代表監督は困るのでしょうか?


それは単純に、イコールで繋がれた試合勘とコンディション面での憂慮

ということもありますが

1番の原因は、計算が立たないということにあります。


選手は、シーズンの大半をクラブで過ごします。

それだけに、ごく限られた期間の接触となる代表監督が

その選手のコンディションを測るのは、クラブでの実戦しかあり得ないからです。

つまり実戦での出場機会がないということは、判断材料が無いということです。


出場機会が無いということは、基本的には悪い意味のものです。

ただ、良くなっているということは無いが、問題も無いかもしれない。

問題はあるが、許容範囲かもしれない。

確実に言えることは、分からないということだけなのです。


これが主力選手にまつわることであったら

それこそ、紙面を賑わすような大問題となっても仕方がありません。

本田にまつわる報道がヒートアップするのは当然のことと言えるのです。

それでも本田を招集すべき2つの理由

ハリルホジッチ監督は、かねてから「本田には移籍しろと言っている」としています。

1月には冬市場での移籍を念頭に置いた、本田との会談を持ちました。

しかし、結果は知ってのとおり、ミランへの残留です。

こうした背景を考えると、もはや本田外しは現実味を帯びてきていると言えます。


しかし、まだ本田が外れると決まったワケではありません。

まだ、以下の2点において、望みがあります。


1つは、本田に代わるエクストラプレイヤーがいないことです。

右サイドハーフにおいて戦術的働きに乏しい本田が、それでも起用されていたのは

戦術の外に置いていても、チームにプラスになると見込まれていたからです。


確かに現状の本田は、上記のとおり決定機逸が目立ちます。

さらに、得意としていたハーフスペース、ライン間でのボール受けも

動き出しの質量の低下が見られ、信頼度が落ちています。


それでも、右サイドでタメを作る左利きの選手は他におらず

左足でのミドルシュートも、チームの大きな武器となります。

本田とポジションを争う、小林悠や久保裕也、浅野拓磨らとはタイプが違うため

少なくとも選手としての適性を考えれば、ベンチには置いておきたいところです。



もう1つは、試合勘やコンディションが計算できないという点です。

つまり、先ほどでいうところの

問題があったとしても許容範囲であるという可能性がある、ということです。


計算ができないということは、やってみなければ分からない状態と言えます。

やってみなければ、ということは、具体的にはどういうことか?


それは、招集し、合流してから試合までの3~4日間の練習で見極めるということです。

手元に置いてみて、試してみることは無意味ではありません。

本田は今まで、相応の実績を示してきましたし

何より、他に居ないタイプの選手だからです。

ハリルホジッチ監督と本田圭佑は、決裂してしまったのでしょうか?

日本代表は、大一番にして大きな転換点を迎えることとなるのでしょうか?


その答えが分かるのは、3月16日、代表メンバー発表の場のこととなります。

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